三郷市と懇談


2017年11月28日 「懇談は続けていきたい」と市側も発言


 2017年11月28日(火)、連絡会は三郷市と懇談をおこないました。市側は環境安全部放射能対策室・市民生活部広聴課・市民生活部健康推進課から合計6名が、連絡会は大場敏明代表以下6名が出席しました。

席上、連絡会は福島県で200名近くが小児甲状腺がんと診断され150名以上が手術を受けているという状況を深刻に受け止めていることを述べ、早期発見、早期治療が大事と強調しました。また「3・11甲状腺がん子ども基金」の発表によれば、福島県外でも小児甲状腺がんの手術を受けて給付金を申請した人が27名に達しているとのことで、福島県外でも放射線の影響が危惧されることを指摘しました。

市側は「国の見解もあり、健康診査には動けないが、汚染状況重点調査地域の指定を受けているので空間放射線量の測定は続けている、健康診査に対する助成については他市の状況をみている」と発言しました。

連絡会は島村環境衛生部長が市議会で「因果関係が完全に否定されているわけではないので、検査の意義を否定しているものではない」と発言していること、また他市では甲状腺エコー検査への助成など行っているところがかなりの数にのぼっているのではと指摘しました。市は「他市も放射線対策としてやっているのではないと思う。多くは市民の不安解消のためとしてやっていると聞いている」と説明しました。

また市は汚染土の管理については環境省のガイドラインに沿って安全をはかってやっているとしましたが、連絡会は汚泥の焼却(発電)などで新たな汚染が発生しないように要望しました。

最後に放射能対策室長が「こういう懇談会は大歓迎なので続けていきたい。」と発言して終了しました。連絡会としても実りある懇談会をめざして継続していきたいと考えています。


"「子供たちの健康を守る」という点では同じ" と市も発言(2016年11月22日懇談会)


2016年11月22日(火)連絡会と三郷市の担当部署との懇談会が開催されました。

連絡会は大場敏明代表以下6名、市側は島村 徹 放射能対策室長以下4名が出席しました。

 席上、連絡会側は福島第一原発事故による放射能汚染が子ども達の健康に影響を与えないと言い切れない状況であることを、各種のデータを示して説明しました。市側は「『子供たちの健康を守る』という点では同じ立場であり、実績としては保育所、小中学校等の除染を完了した。内部被ばくを警戒して学校給食の放射線モニタリングを続けている。また(他法人による)市内の走行サーベイも今年も実施した。空間線量としては落ちてきている。その他、高濃度汚染と通報のあったスポットの除染を年1,2回程度やっている。」などと市側の対応状況を説明しました。

 また連絡会が昨年市議会に請願した「子どもの甲状腺エコー検査の助成」については「近隣市の甲状腺エコー検査等への助成については認識しているし、結果も聞いている。近隣市では『市民(保護者)の不安の解消が目的でやっている』と聞いている。」と述べました。

 連絡会は「放射線の影響は長く続く。チェルノブイリでは5年後くらいから発病が急増したというが、25年たってもまだ終わっていない。市として健康調査などの対策を長期に継続してほしい。市の前向きな姿勢を見せることが市民の安全安心につながる。」と発言して懇談を終了しました。

 


三郷市との懇談がもたれました (2015年10月20日)


 連絡会8名と市側(放射能対策室と健康推進課)とで懇談しました。

 大場代表がこれまでの経過を振り返り、昨年の要望書に対するその後の市の対応状況を聞きたいこと、また事故から4年が経過してチェルノブイリ事故では甲状腺がんが多発したことをふまえ、長期的対策が必要であることを述べました。

 資料を示しながら市内の空間線量は全体として減少傾向ではあるものの、局地的には減少が明らかでないところもあり、また市内でも場所ごとに大きな値の違いがみられ斑状の汚染になっていることを説明しました。(市民測定のマップ参照)

 また東京新宿で継続的に測定されている土壌の放射線量(セシウム137)の推移をみると事故直後からほとんど減少していないことを指摘しました。

 甲状腺がんの多発については福島県民健康調査の2巡めにおいて(1巡めでは異常のなかった)25人の新規がん患者が発生していること、また県民健康調査の評価部会で通常の罹患統計から推定されるよりも数十倍のオーダーで発生数が多いことを初めて認める発言がなされていることを紹介しました。

 三郷市で市民団体が実施した子供の甲状腺エコー検査に多数の応募があったこと、近隣の他の市では市民と自治体の連携がなされているので、三郷でもその方向を希望する事、また検査費用の個人負担が増加しつつあることを述べました。

 市側からは、放射能対策の予算が減少しつつある現状では新たな事業は難しいとの感想と、現在の市の活動としては各種の放射線量の測定の継続が中心になっていること、三郷高校の除染作業がおこなわれていない環境でも放射能がゆるやかに減少していること等の現状の説明がありました。

 連絡会としてはこれらの懇談の内容をふまえて今年度の要望書などを作成していきたいと考えています。


三郷市への提言


その1  子どもたちの未来を守るために 三郷市への提言1 (2011年8月10日)

1.三郷市は基本政策を表明されたい

2.市としての放射線対策の本格化を

3.放射線測定を拡大し、市民参加型で機敏な対策を

4.健康管理の立場から 

5.市民向けの公開講座

 

その2  三郷市での今後の放射能対策について (2011年10月4日)

1. 「基本政策」について市としての今後の決意の表明:市民の信頼を得る・市民協力の要請

2.放射線「計測」について 「詳細」で「正確」な測定と測定「結果の公開」

3.「除染」について 「除染方針」「除染計画」の策定

 

その3 三郷市民希望者尿中セシウム検査結果と医師有志の提言(2011年11月21日)

尿中セシウム137のレベルの評価

1.放射線計測について

2.除染について 

3.放射線対策 講習会を

4.健康相談・健診について

 

その4  今後の放射能対策についての提言(その4) (2012年4月12日)

1.一年間経過しても放射線量が下がらない事実から、市は長期的な放射能対策策定を

2.市民参加の継続的な放射線量測定の体制を強化し、測定結果の開示を

3. 私有地の除染を実現可能とする体制の整備を

4. 市民の健康診断の費用負担軽減を

 

その5 子どもたちの未来を守るために 今後の放射線対策の提言 (2012年11月29日)

1. 市の責任による民有地の除染を明確に
2. 環境放射能と内部被曝の測定の強化を 
(1)    土壌の汚染状態を詳細に測定する必要があります
(2)    セシウム以外の汚染のデータも測定を
(3)    市民が口にする流通食品の放射能測定も可能に 
3.健診への補助を

 

三郷市への要望書 (2013年8月30日)

1.市が責任を持って放射線量の高い場所の除染を対応していただきたい。

2.環境放射能と内部被曝の測定を強化して下さい。

(1)土壌の汚染状態を詳細に測定する

(2)セシウム以外の汚染のデータも測定をして下さい

(3)市民が口にする流通食品の放射能測定も希望者には実施して頂きたい。 

3.健康診断を希望される方へ何らかの補助をお願いします。

 

なおこの要望書に対して10月3日付で市長から文書回答がありましたが、内容的には状況の推移を見守るという姿勢に終始し具体的内容に乏しいものになっています。(ダウンロード文書参照)

 

 

三郷市への要望書 (2014年10月16日)

市政の節目に現状での要望を整理して提出しました。 

 

1.公有地市有地を問わず、当面、市が責任を持って放射線量の高い場所の除染すること。

2.環境放射能と内部被曝の測定を強化すること。具体的には

(1)空間放射線量の高いところを含め、土壌の汚染状態を詳細に測定すること

(2)セシウム以外の放射線量を測定すること。

(3)市民が持参する流通食品の放射能測定も実施すること。 

3.放射線の健康被害を心配して各種検査をする市民に補助金を給付すること。

4.以上のような課題を実施するためにも、およびこれまでの測定を継続するためにも、放射能対策室の態勢を維持強化すること。


なおこの要望書に対して11月10日付けで市長からの回答がありました。1から3は2013年10月の回答とほぼ同様であり、4については現状の態勢は維持するという回答を得ました。


 

ダウンロード
子どもたちの未来を守るために 三郷市への提言1 (2011年8月10日)
子どもたちの未来を守るために 三郷市への提言 2011-8-10.pdf
PDFファイル 158.9 KB
ダウンロード
三郷市での今後の放射能対策について 三郷市への提言2.pdf
PDFファイル 89.2 KB
ダウンロード
三郷市民希望者尿中セシウム検査結果と医師有志の提言3
三郷市民希望者尿中セシウム検査結果と医師有志の提言3.pdf
PDFファイル 127.4 KB
ダウンロード
子どもたちの未来を守るために 今後の放射能対策についての提言(その4)
平成24年4月12日に市に提出した提言その4 全文
proposalNo.4-20120412.pdf
PDFファイル 148.8 KB
ダウンロード
2012 年2 月から3 月における埼玉県三郷市の放射線量測定結果について
放射線量測定値マップのタブにある当該の時期の4種類のデータについて概要を説明したもの
2012feb-mar-misato-radiation-data.pdf
PDFファイル 2.5 MB
ダウンロード
子どもたちの未来を守るために 今後の放射線対策の提言 (その5)
2012年11月29日 三郷市に提言 
proposal5-BW-20121129.pdf
PDFファイル 129.6 KB
ダウンロード
子どもたちのこれからの放射線被ばくを最小限度にするための取組の要望書
2013年8月30日 三郷市長に提出。回答が10月3日にあった。
20130830yobosho.pdf
PDFファイル 108.9 KB
ダウンロード
2013年8月30日付け要望書への三郷市長の回答 (10月3日付け)
当面新たな行動はせず事態のなりゆきを見守る姿勢
20131003kaito.pdf
PDFファイル 648.9 KB
ダウンロード
2014年10月16日付け要望書
現状での要望の再整理
20141016-requests_to_Misato-city.pdf
PDFファイル 88.6 KB
ダウンロード
2014年10月16日付け要望書への三郷市長からの回答(2014年11月10日付け)
1から3は2013年10月の回答とほぼ同じ。4については現状の態勢は維持するという意思表明。
20141110三郷市回答(放射能対策要望について).pdf
PDFファイル 530.2 KB